「ペットなしで子どもを育てるなんて無理...」
という気持ちが、八王子で妊娠した時に心のどこかにあったような気がします。
自分が動物(特に猫)に依存して育ったから。
それで勢いづいて、あまり迷うことなく八ヶ岳に移住しました。
息子が3歳の時に脱団地して猫を飼い始めたのですが、最初の頃は彼は積極的に猫に触ろうとしなかったので「あれー?」という感じでした。動物園に行ってもあまり喜ばないし...
ところが今は、猫にメロメロ。
「モモちゃん大好きーー」
「まふらちゃんはほんとに可愛いねーー」
「猫と暮らせるってほんとに幸せだね〜」
...とよく言っています。
息子には今「就きたい職業」という意味での夢もあるようけど、それ以上に「こう暮らしたい」というライフスタイルのヴィジョンも見えてきた様子。それは「家族と猫と暮らしたい!」という夢。
私自身、とてもよく解る話。
猫と暮らすためにあらゆる努力をしてきたと言ってもいいくらい
だから、息子によく言っています。
「これから先のこの国で、若い人が猫と暮らすというのはけっこう大変なことかも知れない。フランスでは貸家でペットを飼ってはいけないというルールは違法とされてるらしいけど日本では真逆。犬はOKでも猫はだめという所も多い。だから努力して、猫と暮らせる環境を求めて行くしかないんだよ。それは海外移住かも知れないし、なんとか国内で一軒家を持つことかも知れないし...。」
この先どうすればいいのか、親として自信を持ってアドバイスできることがあまりなくて困っていますが、猫と暮らしたいという夢はぜひかなえて欲しいと思っています。それ以外のことは、ほんとになんでもいい。どんな職業に就こうが、どこで暮らそうが。猫と暮らすことが多分彼の「幸せ」に直結するから。