Yatsugatake Trifle 2

八ヶ岳南麓の "とるにたりない" 日常と水彩画

March 2012

息子が留守

息子は今、萩のおじいちゃんおばあちゃんの家に滞在中。
「何食べてるのー?」とskypeで聞いたら
「ごちそう!」と即答(笑)
魚狂いの彼にはきっと天国でしょう。

私は晩ご飯を作らずにすんでいてちょっと楽です(^ ^;)
べつに晩ご飯を作ること自体は手間じゃないんだけど、なんとなく「子どもには6時までに食べさせないと!」という強迫観念のようなものがあって、お店が忙しい時などは「あああ間に合わない!」と焦ってしまって気持ち的にちょっと大変なのです。
息子ももう12歳だし、別に夕ご飯が遅くなっても死にはしないことは解ってるんだけど、なんかね。

息子は月曜日に一人で飛行機とバスを2本乗り継いで帰ってくる予定です。これがもし12歳の女の子だったら、まだ一人で公共の乗り物に乗せたりは絶対にしないと思うけれど、男の子でもう160cmあるから、思いきって出しました。

実はわりと心配性で。
息子が赤子の時から、一人で留守番をさせたことは10歳以下では一度もありません。この2年ほどは、ちょっとだけ一人にすることはあったけど、30分以内がほとんど。うちの場合、お店だから一般家庭よりも「何か」が起こる心配が大きいということもあって。(アメリカでは12歳以下の子を独りにしたら親が罰せられるそう)
外出先でも、息子が公共のトイレに行く時などは必ずゴンについて行ってもらいました。「何か」が起こる可能性が万に一つでもあるなら、それを排除するためにできる対策はちゃんとしておきたいから。でないと後で後悔するから。

今、ゴンと私が心配していることは共通していて、
「息子が帰ってくる日に、東京で大地震が起きて難民になったらどうしよう(((( ;゚д゚)))」ということ。対策がよく解らないまま旅に出してしまったので祈るだけですが....... 祈りってまったく建設的じゃない気も。でも対策を知らないからといって何もさせないでいられる歳でもないし、ね。




最近観た映画の感想


『チェンジリング』
20年代アメリカ。腐敗したロス市警の手違いによって、行方不明の子とは別の少年が家族に返されてしまった、という実話に基づく物語。

この事件や警察の横暴も怖いけど、「あなたの子ですよ!5ヶ月の過酷な生活のせいで様子が変わっているだけです!」と、むちゃくちゃな説得をされて「そっ.... そうかしら?私が取り乱しているせいかしら??」と、自信がぐらついてしまう母親(アンジェリーナ・ジョリー)のシーンに、底知れない怖さを感じます。

タイトルの元になったヨーロッパの妖精譚「取り替え子(changeling)」は、まさにそんな、疲れた母子の間にふっと入り込んだ疑念の怖さが現れているお話。
「この子はほんとうに私の子かしら?妖精が取り替えたんじゃないかしら?」

考えてみると、私たちは家族や周囲の人をどうやってアイゼンティファイしているんだっけ....??
意外とあやふやなのかもっ (((( ;゚д゚)))



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『ノルウェイの森』

やっとBSで録って観ました。
1カットごとに凝った映像で素晴らしかった!
映画ってこうでなくちゃね〜〜!

痛ましい物語を痛ましく描くって難しいと思う。
シラけないほど美しいか、いっそコメディになってないと私はアレルギーが出ちゃう(^ ^;)

菊池凛子を見直しました。
鉄二君の子音が70年代の雰囲気をやや壊してたかな。




『スラムドッグ$ミリオネア』
息子と「インド、怖いね!」「インド、凄いね!」「モンタを信じて失敗、とか.....」「そんなストーリー、嫌〜!!」なんて、わいわい言いながら観ました。面白かった!

私は『トレイン・スポッティング』世代で、『普通じゃない』にがっかりしたクチなのでちょっと身構えてたのですが。

クイズ王で一攫千金しそうな主人公の思いと、周囲の興奮が終始ズレているのが面白い。かといて、欲がないから勝利したわけでもないし。
主人公が底辺から這い上がれたのは記憶力に恵まれていたからであって、その能力を持たなかった兄は結局.....。うーん。でも最後はインジャン・ダンスでカラっと絞めたかったのね(笑)
ロンドンオリンピックの開会式、楽しみだな〜。



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『エレジー』

大学教授と30歳年下の女子大生のロマンス。

現実的には特に障害もないはずの二人が、男性の強い自意識が仇となって別れるに到る、というのが面白い。
病や死といった問題が浮上した時に再び会う、というところもまた面白い。

ペネロペが綺麗。
でもこの映画のヒロインは他の女優でもいいかも。
ペネロペだからいい!と感じるのは、アルモドバル映画かなやっぱり。

第一小臼歯

写真
歯科で週間文春の川柳コーナーを読むのが楽しみw
喬太郎師匠のコメントが面白いの。
//

第一小臼歯(犬歯の隣り)を抜歯しました。
まずは左の上下2本。

先生は、健康な歯はなるべく抜かずに矯正を進める派なのですが「どうせこんなに辛い思いをするなら、うんと前歯を引っ込めたい。それも早く」という私の理想を尊重してくれて、抜歯するという選択となりました。

「一度に2本ずつ抜いちゃって下さい」
「2本いっぺんはキツイけど...大丈夫?」
「大丈夫です」
「ははは  嫌なことは一度がいい? 」

.....それもあるけど、抜歯に4回+翌日の消毒4回、計8回も通院するほうがキツイので。

「大丈夫です」と言ったわりには「イテテテ」とか「上あごの骨が割れる 〜 (((( ;゚д゚)))」とか騒いでしまいましたが(^ ^;) 術後のキツさという面では、2本一緒でもまったく問題なかったです(今のところ)。

今は下あごがズキズキ痛いし頭全体が重たいけど、ご飯も食べられたし、頓服を飲めば平気だし。とにかくあの恐怖の親知らず抜歯を経験した後だと、なんてことないです。

そんなわけで、しばらくは歯抜けです(´;ω;`)

夏の着物


3
萩の母から甘夏と一緒に夏の着物が届きました。
着なくなった着物を、ここのところ
どんどん下げてくれています。

夏の着物をもらうのは初めて。
これで一年中、着物で落語に行ける(☆゚∀゚)

でもコーディネートがよく解らないから
母に相談しなくては。
最近skypeが繋がったので便利です。


2
昨日はスケッチ会で
釜無川橋ポケットパークから
南アルプスを描きました。

1
砂が美しかったです。
感触もふわふわ。
「こんな砂をモモに毎日使わせてあげられたら
どんなに喜ぶだろう」と、つい考えてしまいました(^ ^;)

親の二つの側面

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息子のほうがでっかく見えますが
路肩に乗っているだけですw
でもあと4cm。



///

「早くとにかく成長して、一人で大丈夫な人になって欲しい。子育ては、20年近くかかる、壮大な"自立支援プロジェクト”だ!」という人と、「ずっと可愛いままでいて欲しい。大きくならないで!」という人。

親にはこの2タイプが在る....というか、どの親の中にもこの二つの気持ちが同居しているのかも知れません(私はどちらかというと前者ですが)。



息子の小学校の卒業式、ゴンと一緒に行ってきました。

おととしのハロウィンで盗撮禁止男の仮装用に購入したスーツを、今回もなんとか着られたのがお母さんは嬉しいですホロリ(´;ω;`)

あと、たくさんの下級生たちにハイタッチしてもらっていた姿が(こちらは真面目に)嬉しかったです。

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こうしてみるとやっぱり
だいぶ成長したんだなー。

My Boy

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故ぱきゃさん撮影
///

これは本当に、ただの幸運であって
私の力量とはまったく関係なくて

いろんな人たちのお陰で
あまり子育てに苦労せずにすんだから
たぶん卒業式では泣かないと思うけど

小野リサさんの『My Boy』という曲を聞くと
なぜか涙がびゅっと出ます。

子どもは天からの贈りもの。
こんなイイもん、もらっていいのかな!??
そう感じた時、自分自身が愛に包まれている幸せに気づく....っていう。


「あの子が来るまで、私はどうしていたんだっけ?」(解釈、合ってますか?)

....って、よく解る気がする( ;  ; )

子どもに限らず、家族(どうぶつ含む)はみんなそうだよね。



小野リサ My Boy

First time I saw my son I knew I was in love
Because he was a gift I got from somewhere up above

O wow, o yes, o joy, such joy, right here in my arms

He looks at me, I can see he's showing all his charms

Can't remember what I did before I saw his face

But now he's here and I can feel his amazing grace

Watching him play somehow reminds me of myself

Once upon a different time when I was someone else

O me, o my, I feel so high every single day

O yes, ole, my road yea yea, watching my son play

First time he walked it was a step into a chance

<a href="http://www.3131.info/%E5%B0%8F%E9%87%8E%E3%83%AA%E3%82%B5/My+Boy/">My Boy 歌詞<a> - <a href="http://www.3131.info">J-POP 歌詞<a>


I took his hand and then we started life's dance

The first dance was so fine that I never will forget

He held my hand so tightly that I haven't stopped dancing yet

My love, my boy, my son, my joy, always keep your glow

And know that love will be with you wherever you may go

And if something should fall apart somewhere down the line

Just tell me all about it I will make it fine

I traveled many roads before but somehow they were wrong

Sometime we find that life is just a simple song

Even the saddest songs have a human face

I will always keep my son in love's magic place.


猫はいいな


2
友だちんちのユキちゃん。
物干上の特設ベッドがお気に入り。
狩りが上手。
3
ここんちでは最近ライブカメラを設置。
外出先からもユキちゃんを眺めて
夫婦でデレデレするほどの親ばかっぷり (´▽`)


4
英会話教室のChubby。
可愛いコがなんか可愛いかっこうしてる!!!

「彼は、10年に一度出会えるか
出会えないかというくらいの
特別に可愛い猫です!!」

という英語表現を教えてもらっておいてもう忘れた。


1
我が家のももはっつぁん。
まふらとは反対に身体が弱い子。
この頃すっかり軽くなってしまって。
ヘルニアと胃の薬を定期的に飲んでいます。

なるべく長生きして欲しいな...


今日、実家とskypeが繋がったので
ももを抱っこして見せたら父が

「もう一匹は?.....ああ、
連れて来れる状況じゃないのか」
と。

そう、無理です。私にはね(´;ω;`)

悲しみに酔いたい人

去年の今頃「不謹慎」という言葉が流行っていたのを思い出しました。

「この人たちは、世界中で毎日のように紛争や災害やテロで理不尽な死をとげている人達がいることはどう思っているのかな。他人を"不謹慎”と非難するくらいだから、彼らは一年中、喪に服して美味しいものも食べず、遊びにも行かず過ごしているのかな?そんなわけないよね。自分チョイスのお好みの悲劇以外はどうでもいいんだろうな。寄付をすること、寄付について考えること自体が生まれて初めて、という人もいるみたいだけど、まさかこれまで何もせずにいたのかな」と驚きました。

「不謹慎」と言って他人を非難する人はきっと、
「悲しんでいる自分」に酔っていたいだけの人で、
なおかつ、他人にも同じ状態であることを要求するタイプなんだと思いました。
悲しみをやり過ごす方法は人それぞれなのに。

本当に悲しい人は、周りの人にはただただ笑っていて欲しいと思うんじゃないかな。

山梨に居て良かった! 春風亭一之輔 独演会

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ものすごくぜいたくな会でした。
東京だったらありえない。
山梨に住んでいて良かった!
///

今春、21人抜きで真打ちに昇進する春風亭一之輔さんの独演会に行ってきました。場所は富士川町で自宅から車で40分ほど。

webでしか聴いたことのなかった一之輔さん、ライブは初めて。和服で気合いを入れて臨み、前列を確保してかぶりつきで「ファンです!!!」アピール(笑)

商店街の商工会の企画で、100人くらい?の小さな会場だったので、間近で聴けて感激でした。
前座なしの1時間半。
「初天神」と「茶の湯」を堪能しました!
客席の地元のおばあちゃんたちが「初天神」の、団子の蜜を父親がねぶりたおす場面ですごくウケてて「アララ、みーんななめちまうじゃん!!」なんて声が聞こえて、それが可愛くて妙に私のツボに入ってしまいました。

山梨は東京に近いから、けっこう私の好きな落語家さんは頻繁に来ているんですよね。東京ではチケットがすぐ完売になる人気者でも、山梨だと余裕で取れたりするから嬉しい。月曜日じゃないと行けないからなかなかチャンスがないけど、今回は本当にラッキーでした。

今回はご当地グルメ(ゆず風味の焼うどんらしい)を探すのは諦めてファミレスで無難に食事して、気合いを入れて早く会場入りしたおかげで良いことがありました(☆゚∀゚) お目にかかりたかった方に(やや強引に)ご挨拶できたんです。
東京だとありえないことでも、山梨だと(スモールワールドで)現実になることってあるな〜と、いろいろ夢が暴走中(笑) 

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34歳だそう。お若いのにすごい!


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いただきものの大島と、母から譲り受けた帯と小物で。
帯揚げの結び方に毎度、大ざっぱさが顕われて反省(^ ^;)

二度と会えない

Photo
その方のお土産のカネマラを頂いています。
///
お客さんの訃報を聞いて、なんだか信じられなくてぼうっとしています。

ほんとうに、人って突然、二度と、会えなくなるんですね....。

その方の写真が手元に一枚も無いことに気づいて、激しく後悔。
一緒に写真くらい撮っておけばよかった。
息子も親戚のおじさん並にお世話になっていたのに...。

毎年、数えきれないほどの人たちがこのお店を通り過ぎていきます。
お店だから、一度お会いできても二度目がないことだって当然あるし、何十回来て下さっている方でも、何かのきっかけで足が遠のいてそのまま二度とお会いできないまま終わることもあるでしょう。

私たちは、そのことにいちいち傷つかないでいるために、なるべく「いない人のことを考えない」ようにしているところがあるかも知れません(ほんとうは考えなくてはいけないのですが)。
でも、今回亡くなった方とその奥様のことは、体調不良のことを聞いていたこともあって、いつも気になっていました。

生きていても二度と会うことのない人達もたくさんいて、そのことには気づきにくいから悲しくないけど、亡くなったと聞くのはまったく別。「死」とはつくづく「二度と会うことができないことを宣告される」ことなんだなと感じました。


辛いはずのことも明るく話し、いつもニコニコ、優しくて、ギネスとウィスキーが好きで、奥様と仲良しで、お友達がたくさんいて。休日は忙しい私たち親に代わってうちの息子を遊びに連れて行ってくれたり。最後にお会いしたのが1月末で、私の好きそうな英国の番組のDVDをわざわざ焼いて来てくれたのでした。

正直、まだ実感がわかないのです。
ちゃんとお別れをしに行かなくては。


BBCアニメーション『Charlie and Lola』


何度も書いてるかも知れないけど、
BBCの可愛いアニメーション『Charlie and Lola 』、
すごく英語の勉強になります。

映画と違って台詞のないシーンが少なく、ずっと会話が続くところが教材にはうってつけ。子ども達の日常の会話だから簡単な英語なんだけど、同じ事を言ってみろと言われたら、まだまだ私には難しいです。

Amazon.ukからUK版を取り寄せて、英語字幕を声に出して読みながら観ています。
数年前に最初のシリーズを買った頃はよく聴こえなかったけど、シリーズ3になると彼らの語彙やアクセントにも慣れ、字幕を出さなくてもほとんどシャドウイングできるようになってきました。

「actually ってこういうふうに使うんだ〜」
「ほんとに相手の名前を頻繁に呼ぶよな〜」
「please を、ほんとに子どもでも使うよな〜」
「友だちの家に行く時に親に頼んで車で行かなきゃならないところはこの辺りと一緒だな〜」
「朝食がいつもシリアルだよな〜」

....などなど、いろいろ感心しながら観ています。

それにしても...3つのシリーズごとに声優が変わっているらしいのですが、違いが判らないくらい似た子を選んでいるのがすごい。どの子の声も自然で上手でほんとうに可愛い!!
久々にチェックしたら、シリーズ3を最後に新しいお話は制作されていないみたい?? 寂しい!...ので、持っているものを繰り返し勉強することにします。

北瀬あき
八ヶ岳のIrish Pub BULL&BEARのコックです。1974年東京生まれ、長州育ち。趣味で水彩画や猫漫画を描きます。1999年八ヶ岳に移住。夫のゴン、息子たけし、猫2匹と犬一頭と暮らしています。
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