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ベルトルッチ監督の「NOVECENTO(1900年)」
農夫たちが地主やファシズムに抵抗することが、いかに難しく勇気を必要とするものだったか、コミュニズムがなぜ必要だったのか、少し理解できたような気がします。牧歌的なイタリアの田園風景や人々が美しく、5時間に及ぶ大長編大河が終る頃には号泣でした。

このシーンは、何十人もの農夫たちが大テーブルを囲む中、長老レオに呼び出された一族の問題児オルモ。彼を持て余した親族によって家を出されようとする少年に、レオは「ここに父無し子などいない。お前は私たちダルコ家の子だ。この先何があろうと、お前はペザント、ダルコ・オルモだということを忘れるな」と、農夫の誇りを説きます。
ワインボトル、巨大な皿に盛られたポレンタ(トウモロコシ粉を練ったそばがきのような主食)セロリ、トマト・・・素朴な食べ物で雑然とした食卓。テーブルの上に引き出されたオルモは、それらを踏みながらゆっくりと祖父の席へと歩むのです。
監督の田園への愛を感じる美しいシーンです。

・・・と感じたのですが、もしかしたら英語力が足りなくて解釈が間違っているかもしれません。(日本では未発売でUK版を英語字幕で観たのです)