little-buddha
キアヌのシッダールタの座禅姿が美しすぎる!
映画『リトル・ブッダ』。
20歳くらいの時に一度劇場で観たんですけどね。
その時は正直「なんじゃこりゃー....  退屈」という印象。
ところが今回観てみたらずいぶん違う印象でした。

お話としてはシンプルですが、ブッダの伝説をこの上なく美しくファンタジックに映像化してあります。
ベルトルッチの若い時の激しい作品『NOVECENTO(1900)』を観た後だからかな、ある程度年齢を重ねた人の映画、という感じがしました。『ラストエンペラー』『シェルタリング・スカイ』に続く東洋三部作の中でも「憧憬ですがなにか?」的な開き直りさえ感じるほど素直というか.... ?

私自身も20歳の時とは違って、周囲の人の病気や死を経験して、また先日のように一瞬で何万人もの人が亡くなることもあるということを知ったからでしょうか、チベット僧の般若心経の唱和(英語なんですけどね)が「ほんとうに生は儚い.... 」と実感として胸に迫ってきたのでした。

写真
美しすぎるシッダールタを描いてみるも
まったく美しくならず....