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変わり果てた姿になったジロちゃん(たぶん)

今日、出かけようとしたら裏口にものすごい状態になっている猫が待っていて、ドアを開けると同時にひょこひょこと中に入って来ました。

なにこの勝手知ったる感ーーー! 誰??Σ(゚д゚;)
ていうか猫なの??
その毛、どうしたの!? 
土石流に飲まれて這い出て来たところ??(((( ;゚д゚)))

ビジュアルが衝撃的すぎて動揺。
動揺しすぎて、とりあえず外に出てもらって猫缶を喜捨してそのまま出かけ、家族と友人とお昼を食べながら「どうしようどうしよう」と話し合い、帰宅した時にまだいたので、クラクラしながらダンボールを被せて捕獲。

近所の動物病院で診てもらったのですが、その時に「おや?この子は足が無いねえ」と言われて初めて、その子が誰か判りました。

ジロちゃん、あんただったの!!?(TДT)

以前、片足が欠損した白黒の猫がたまに通ってきていたので、適当にジロちゃんと呼んでいたのでした。片足でぴょこぴょこ歩くから生活も大変だろうと思って喜捨していたのですが、故ポン太も追いかけられていたほどの猛者で、むちむちとよく肥えていた(多分養魚場の魚を食べる生活)のに、変わり果てた姿になって......

獣医さんでは、ダニが原因ということで注射とフロントラインという処置でした。衰弱がひどいから死ぬかも知れないとのこと。とりあえず体力をつけさせないと。ネットで調べまくって、どうもヒゼンダニからくる猫疥癬ではないかと勝手に思っています。
感染症なので家に入れるわけにもいかず、庭にテントを貼ってそこでしばらく暮らしてもらうことに。

さて今後どうするか....
あまりにもひどい病気なので治療のために保護はしたけれど、家猫にするのは難しいです。凶暴な先住猫がいて、棲み分けできるほどのスペースも無し..... 治療、去勢手術までして、また通い猫に戻ってもらうかも知れません。貰ってくれる人がいたら一番良いけど.....


ところで最近気になるのは、野良に関して「最後まで面倒を見る気がないなら一切手を出すな」という風潮。
飼うことが無理そうだからという理由で助けなくて見殺しにするよりも、辛い病気で苦しんでいる子を少しでも楽にしてあげたほうがまだマシなんじゃないかな。

途上国の子どもを支援する時だって、一生面倒見る覚悟を決めてからじゃないと支援できないなら、誰も支援できなくなっちゃう。
10件の家がそれぞれ10日に一度の気まぐれで地域猫を養っても良いじゃないか、という雰囲気がないと、ほんとうに冷たい世の中になってしまいそう.....