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村人キム先生「.......... How are you?」
不時着米兵スミス「What !?  How do you think I' am !?」
(「オゲンキデスカ?」 「は....... はぁ!? 元気なわけねえだろ!?」)

今年借りて観た映画の中で一番、笑って、泣きました(´;ω;`)
ファンタジックでかわいくて、可笑しくて、悲惨で、絶望的なんだけど、希望もあって。

 1950年代、朝鮮戦争中の太白山脈の奥地。
敵対する兵士3組6人が「トンマッコル(子どものように純粋な村)」に迷い込む。それぞれの思惑を抱えて疑心暗鬼にかられ銃を向け合う兵士達だが、純真無垢な村人たちに拍子抜けし、次第に穏やかで牧歌的な生活に適応していく。共に食べ、眠り、歌い踊るうちについには友情を確かめ合うまでになった兵士達だが...... 


善良な人間も、いざ参戦すれば「先にやらなきゃこっちがやられる!」という恐怖から人殺しをする。純真無垢で疑うことを知らない人達に癒され、人間の心を取り戻せたとしても、結局は「この人たちを守りたい!」という動機で人殺しをしてしまう...... 
パラドキシカルで、深い!


ラストの笑顔が衝撃的でした。

それと「家族とは、食糧を分配する単位である」という、なにかの食文化誌の本で見た言葉を思い出しました。猪肉を分け合う兵士達が、次第に笑顔になっていくところに妙な説得力があって納得。

「長老、あなたは怒鳴ることもなく上手に村人を統制している。その秘訣は?」
「.....たくさん喰わすことじゃよ(⌒∇⌒)」


朝鮮戦争がテーマということで「同じ民族同士で殺し合うなんて悲惨( > < )!」と思いがちだけど、そこに米兵も混ざって猪肉BBQで喜んでいるところがミソ。
人間は、血の繫がり(家族や民族)を超えて、仲間に慣れるはずという希望を見せられた気がしました。

ファンタジックなフィクションだけが示すことのできる希望がある、という意味で、『ライフ・イズ・ビューティフル』や『ククーシュカ』と似てるかも!