『チェンジリング』
20年代アメリカ。腐敗したロス市警の手違いによって、行方不明の子とは別の少年が家族に返されてしまった、という実話に基づく物語。

この事件や警察の横暴も怖いけど、「あなたの子ですよ!5ヶ月の過酷な生活のせいで様子が変わっているだけです!」と、むちゃくちゃな説得をされて「そっ.... そうかしら?私が取り乱しているせいかしら??」と、自信がぐらついてしまう母親(アンジェリーナ・ジョリー)のシーンに、底知れない怖さを感じます。

タイトルの元になったヨーロッパの妖精譚「取り替え子(changeling)」は、まさにそんな、疲れた母子の間にふっと入り込んだ疑念の怖さが現れているお話。
「この子はほんとうに私の子かしら?妖精が取り替えたんじゃないかしら?」

考えてみると、私たちは家族や周囲の人をどうやってアイゼンティファイしているんだっけ....??
意外とあやふやなのかもっ (((( ;゚д゚)))



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『ノルウェイの森』

やっとBSで録って観ました。
1カットごとに凝った映像で素晴らしかった!
映画ってこうでなくちゃね〜〜!

痛ましい物語を痛ましく描くって難しいと思う。
シラけないほど美しいか、いっそコメディになってないと私はアレルギーが出ちゃう(^ ^;)

菊池凛子を見直しました。
鉄二君の子音が70年代の雰囲気をやや壊してたかな。




『スラムドッグ$ミリオネア』
息子と「インド、怖いね!」「インド、凄いね!」「モンタを信じて失敗、とか.....」「そんなストーリー、嫌〜!!」なんて、わいわい言いながら観ました。面白かった!

私は『トレイン・スポッティング』世代で、『普通じゃない』にがっかりしたクチなのでちょっと身構えてたのですが。

クイズ王で一攫千金しそうな主人公の思いと、周囲の興奮が終始ズレているのが面白い。かといて、欲がないから勝利したわけでもないし。
主人公が底辺から這い上がれたのは記憶力に恵まれていたからであって、その能力を持たなかった兄は結局.....。うーん。でも最後はインジャン・ダンスでカラっと絞めたかったのね(笑)
ロンドンオリンピックの開会式、楽しみだな〜。



elegy4

『エレジー』

大学教授と30歳年下の女子大生のロマンス。

現実的には特に障害もないはずの二人が、男性の強い自意識が仇となって別れるに到る、というのが面白い。
病や死といった問題が浮上した時に再び会う、というところもまた面白い。

ペネロペが綺麗。
でもこの映画のヒロインは他の女優でもいいかも。
ペネロペだからいい!と感じるのは、アルモドバル映画かなやっぱり。