仕事が忙しくなると、空いた時間には何も集中してできなくなるもので、毎日コマ切れに映画やドラマを観ています。レグザ録画の消化が間に合わず、先日また「残量不足による自動消去の刑」が執行されました。。。 観られないまま逝ってしまった映画たち...いつかきっと観るからね(´;ω;`)

以下、最近観た映画の感想の覚書です(ネタバレあり)。


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トルナトーレ監督の『マレーナ』→予告編
モニカ・ベルッチが完璧!

高校生の頃、ロバート・キャパの写真集を見て一番ショックを受けたのが、パリ解放の直後に頭を丸刈りにされて市中引きまわしにされる娼婦たちと、周囲で笑っている市民たちを写した一枚だった。
主人公のシチリアの少年が憧れるマレーナも、彼女達と同じ運命をたどった悲しい女性たちの一人。

“甘酸っぱい”どころか“ナマグサイ” 初恋の映画(笑)
ラストの市場のシーンが、深い。
フランスでリンチに遭った女性達のことも合わせて思い出し「戦時下特有の"狂気" から、人々が覚めた瞬間なんだ」と思った。
何度観てもほんとうに良い映画。



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『イントゥ・ザ・ワイルド』

ずっと優等生だったアメリカの青年が突然、身分証や財産をすべて捨ててアラスカの大地に身を投じ、命を落とすに到るまでを描いた実話ベースの映画。 →予告編


不幸な結婚をした両親の呪縛から逃れ人生をリセットするための挑戦を、自力で貫こうとしたことはとても尊い行為だが、極端な方法(身分証や財産を捨てる、居場所を誰にも知らせない、厳しい方角へ向かうなど)を取らざるを得なかったために痛ましい結果に。(もし、彼の邪魔をしない両親をもっていたなら、居場所くらい知らせながら冒険ができただろう)

「自分が今、必要としていること」を懸命にやろうとしている人の邪魔する何かがあると、ものごとがややこしくなる。

彼の両親も、結婚が失敗だったと気づいた時点で自分たちの心に忠実になって"その時必要なこと"をしていれば、不幸が次世代にまで引き継がれなかったかも知れない。
学業を終えたばかりの男の子がその浄化を一人でやり遂げたところにすがすがしさも感じつつも、やっぱり、とても痛ましい話だと思った。