ピクチャ 3
レネ・レゼッピ(Rene Redzepi :世界的に有名なデンマークキュイジーヌのシェフ)が屋外で煙草を吸っているのを見て、思った。「煙草を吸う料理人は味が解らないダメな料理人だ」って、やっぱり迷信だ...と(私は吸わないけど)。

私は匂いに神経質なところがあって、いくつかのある種の匂い・香りは、微かでもすぐに気づいて、気持ちが悪くなることがある。香味野菜、薬味はほとんど好きで、それぞれの香りを愛してる。でも、気にならない匂いには、たぶん気づいてない


たぶん誰もが、自分の好きだったり嫌いだったりする特定の匂いには過敏で、どうでもいい匂いには鈍感なんじゃないかと思う(感覚って、気にするとどんどん知覚過敏になるらしい。例えば膀胱も)。
ワインの味の違いが解るのにギネスの微妙な味の違いには気づかない人、というのもいると思う。舌の能力の問題じゃなくて、意識する深さ(好み)でその辺りは変わるような気がする。

レネは、北欧の森の木々やコケの香りを楽しむように、煙草の香りも愛しているだけであって、それは舌や鼻の能力の高低とは、べつに関係ないのかも、と思った。

私は、煙草くさい人に近づくと「うわ、煙草くさ!」とは思うけど、先日、ナチス時代を描いた映画で、男性陣が会議室でモクモクやっているシーンを見て、思った。
「うわー、煙草くさそう。肺に悪そう!でも....この時代の人ってたぶん、体臭とか口臭きつかっただろうし....こんなに煙草くさかったら、そっちを気にしなくてすんだかも....。私はそのほうがいいなー

良い香りと、無臭だけに囲まれて生きたいわ......(それは不健康なのかも知れないけど)。