ゴン用に注文した絵の具と紙が届きました。
これに、私のお下がりなどを足して、風景水彩画道具一式が一応そろいました。
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最近、水彩画を趣味として始めてみたいという人に何人かお会いして、みなさん「何を買ったら良いの?」という疑問をお持ちらしいということを知ったので、ご参考までに、最初に買ったら良いんじゃないかと思う道具を書いてみます。

風景水彩画に必要な道具
絵の具、パレット、筆、鉛筆、練り消しゴム、水彩紙、筆洗
...あとは雑巾、ティッシュ、屋外で描くなら小さい椅子、などでしょうか。
全部、世界堂などの画材屋さんに行けば一度に揃います。私はオンラインショップで買っています。

絵の具
水彩絵の具には、透明水彩と不透明水彩があります。透明水彩というのを購入して下さい。「ガッシュ」と書いてあるほうでなく、「ウォーターカラー」と書いてあるほう。この透明水彩絵の具というのは、私たちが小中学校で使わされた絵の具とは、まるで別物です。色が澄んでいて美しく、最初に塗った色が乾いてからもう一度塗れば、きれいに下の色を透かします。この重なりを生かして絵を描いていくわけです。
さらに透明水彩絵の具には、チューブと固形があります
風景画を描く人だと、固形の絵の具がパレットに、あらかじめはめこんであるものを使う人が多いようです。「初心者だから、まずはホルベインの12色チューブでも...」と思うかも知れませんが(私も最初そうしましたが)、チューブから必要と思われる色を少量ずつ絞り出して混色するというのは、実はかなり難しい作業です。さらに、頻繁に使わない人だと、いつの間にかチューブが固まって使えなくなっていたりします。初心者ほど固形がおすすめです。色数は12〜24色くらいでお好みで。混色の方法を覚えていけばいくほど、色数は少なくてすむようになります。

パレット
プラスチック製とホーロー引きのものがあります。
断然ホーロー引きの金属製がおすすめです。高いけど。使い終わったら、濡れティッシュでさっと拭くだけできれいになります。プラスチックはきれいになりません。
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今回ゴンに買った絵の具付きパレットがこれ。ウィンザー&ニュートンの12色入り。
これに、あると便利な色をバラで買ってはめ込んで、合計20色のパレットになりました。まだ4色入るから、グリーン系など、別の色が欲しくなったら足していけば良いと思います。

ゴンのパレット
レモンイエロー
ウィンザーレッド
アリザリンクリムゾン
カドミウムオレンジ
コバルトヴァイオレット
ヴァイオレットカーマイン
ペリレインヴァイオレット
マンガニーズブルー
ウィンザーブルー
フレンチウルトラマリン
インディゴ
パーマネントサップグリーン
オリーブグリーン
ローシェンナ
イェローオーカー
バーントシェンナ
セピア
ペインズグレイ
チャイニーズホワイト
アイボリーブラック(←不要だけど入っている)



水彩画専用の、動物の毛のものを買って下さい。良いものは、たっぷり水を含み、穂先がちゃんと揃います。習字用の筆を使う人もいます。
私が気に入って使っているのはラファエルというメーカーのもので、写真の2本のみでF6サイズまで描きます。細いほうはラウンドと言って丸筆で、太い方はオーバルと言われる先が丸い平筆です。8383の10号と、903の12号で、どちらも2000円くらいです。
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水彩紙
画用紙のスケッチブックでなく、水彩画専用の水彩紙を買って下さい。これは初めて使うと、学校で使った画用紙と違いすぎて感動します。紙というよりコットンでできていて、表面に薬がかけてあるので、絵の具がなめらかに伸び、鮮やかに発色します。
風景画用のスケッチブックには、ブックとブロックの2種があります。ブックはリング綴じのいわゆるスケッチブック。ブロックというのは、紙を重ねて4方を糊で固めてあるもので、最後まで紙が波打たず、描き易くておすすめです。「水張り」という行程も必要なくなるので便利です。
私の先生は、クレスターという国産の紙のブロックを推奨されています。安いし、乾くスピードも速すぎず遅すぎず...使い易いです。プロの人になると、アルシュという高級な紙を使う方が多いようです。発色が素晴らしいです。
参考:水彩紙まとめ

鉛筆と消しゴム
下描き、デッサンをするのに太い鉛筆を使います。私は4B〜8Bを使っています。消しゴムは、原則的には使用禁止です。紙を消しゴムでこすると、表面の薬がはがれるので絵の具ののりが変わってしまうからです。ただ、彩色が終わった最後に、山の稜線を消す、などの作業に、練り消しゴムを使います。そっと押さえるように使います。

筆洗
空き缶でもなんでも良いのですが、とにかくたっぷり水が入る容器が良いです。それも最低2つは用意して、色を洗って落とすほうと、きれいな水をつけるほうと分けると良いです。私は3つに仕切られた筆洗を使っています。屋外で描く時は、2Lのペットボトルに水を入れて持って行きます。

以上です。

形から入りたい方にはこんなお洒落なのもあるけど...
重いしムダなものがいっぱい入ってるので、絶対やめたほうがいいです(笑)
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 それと、技法が解説されている入門書が1冊あったほうが良いかもしれません。
これなどおすすめです。元建築家の方が書いているので、風景画で避けて通れないパースに関して解り易く解説されています。
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